2012-10-29

Marisol - Bossanova Junto a ti (1963)



スペイン映画『Marisol Rumbo a Rio』より

マリソル(本名Pepa Flores)
1960年頃から活躍しているスペインの歌手・女優(オードリー・ヘプバーンとも親交があったようだ)
マリソルとはスペイン語でMar(海)とSol(太陽)を意味する。
僕は冨永 愛に似ていると感じたが…。

さて、このスペイン映画『Marisol Rumbo a Rio』は正直見たことがない。
DVDになっているのでしょうか?
YouTubeでこの映画のワンシーンを発見したが、
その劇中に彼女が踏んでいるステップ。マツケンサンバでも見られるような独特のもの。
このステップが昔からどうしても理解ができずにいる。
どういうリズム感で踏んでいるステップなのか?真似してみても全くうまくいかない。
一人で練習してみた自分がかなり恥ずかしい。

それはさておき、昔からサンバとかブラジル系の音楽はとにかく暑苦しいイメージしか持っておらず、とにかく毛嫌いしていた。もう熱気と汗…それだけを考えると今でも厳しい。
しかし、ボサ・ノヴァやブラジルのラウンジなどを聞くとその洗練された音楽にハマった。
同じ国の音楽かと思うほど、その幅の広さにびっくりさせられる。
その両極端を知ることで、まさかこれほどこの国の音楽が好きになるとは、
当時思ってもいなかった。
この情熱と洗練の国にいつか行ってみたいと思う。

…。

いつの間にかブラジルの話になってしまった…。

2012-07-18

Dino, Desi & Billy/Thru Spray Colored Glasses(1969)



やっと今年も梅雨明けし、街もソワソワ、ウキウキしだした中、久しぶりの更新。
夏といえばいつもこれを思い出す。
1969年のサーフィン映画「フォロー・ミー」のサントラ。

星の数ほどあるレコードジャケットでも、この作品ほど格好良く綺麗なものはなかなかお目にかかれない。
こんな写真をいつか撮ってみたい。
勿論ジャケットだけでなくこのメロディーの秀逸さ。
いろんな意味で完成度の高いレコード。

海の無い地域で育ち、チャラいサーファーしか周りにいなかった自分は、
硬派な波乗りなどいることすら想像できなかったこともあり、波乗りなんぞやったことがない。
そんな、サーフィンをやらない自分も海に出たくなる。

しかしこの年齢になると、海に行くことに非常に大きな壁が何重にもある。
まず痩せなくては…来年こそは海に行けるように。

2012-04-21

Bob Crewe - Barbarella(1968)



ソフト・ロックの金字塔「barbarella」のテーマ。

自分は、この映画はオープニングシーンがいきなりクライマックスだと思っている。
それほどよくできたシーン。
ヘルメットを脱ぐと同時に素敵なフォントが無重力で飛び回り、
そして現れるジェーン・フォンダの美貌。
父は「荒野の決闘」のヘンリー・フォンダ
弟は「イージー・ライダー」のピーター・フォンダ
とんでもない家系だ。

この映画、オープニングを頂点にし、あとはもうB級エロ映画。
(つまらないという意味ではない)
当時与えた影響は大きく、かのイギリスのバンド「デュラン・デュラン」も
本作品の登場人物デュラン・デュラン博士から名前をとったそうだ。


昔友人にもらったテープに入っていたワンダー・ミンツのカヴァーver.がこれ。


冒頭のヴォコーダーから得られるスペースエイジな感覚。
素晴らしい!
原曲を崩さず美事に完成されている。 

何を隠そうこの曲は、学生時代にハードロックや渋谷系(古い表現ではあるが)などのバンド系に偏っていた自分を、こちら側に引き戻した曲だ。それほど印象深い。

そして、今まで様々なアーティストがカヴァーしている中、最近のお気に入りヴァージョンがこれだ。



さらに洗練されている!
ちなみに「パパパ」や「サバダバ」が入ってれば、たいてい自分には「洗練された音楽」として入ってくるのだが。

さてこの映画、
ドリュー・バリモアがリメイクするなどの噂がずっとあるが、本当に余計な事はしないでもらいたいと思う。

2012-04-05

The mary kaye trio - more



世界中で愛される名曲「More」
様々なバージョンの中でもこれが一番好き。
それこそレコードが擦り切れるほど聴いている数少ない名盤!

歌詞もとても良い。

「寝ても覚めても、泣いても笑っても、私の人生は全てあなたのもの」

この部分はメロディも歌詞も盛り上がるところ!

あゝこんなこと言ってみたいものだ。


さて最近、残酷な世界から抜け出したはずの私。
別の残酷な世界に身を投じてしまったことに気が付いた今日この頃。

【原曲】
世界残酷物語(1962)
原題「Mond Cane」より

「Mond Cane」を直訳すると「犬の世界」だがどうやらイタリアのスラングらしい。
イタリアのスラングとはまたシャレてる。

この映画はモンド映画(あからさまな古代表現の猟奇的ドキュメント)の語源となっているようだ。
衝撃的な映像にあえてきれいなラウンジミュージックをあわせた事によってモンドミュージックの語源ともなっている。

原曲はリズ・オルトラーニの作曲。

2012-04-01

The Dooleys - Love of my life



今日から、また試練の日々。
今度こそ…
そして今に見ておれと。

負けてられない。

2012-03-08

Ennio Morricone - Belinda May



心のメンテナンスに失敗している今日この頃。
多少のクスリにはなったかな。

2012-02-29

Su con la vita - Rovi (Piero Umiliani)




人に好きな音楽を聞かれるといつも困る。
自分の満足がいく説明ができないからだ。
カフェミュージックというと軽薄な言い方でかなり嫌い。
ワールドミュージックというと広すぎて説明にならない。
ジャズ?ボサノヴァ??
いくつものジャンルにまたがっているし、カテゴライズそのものがナンセンス。
なので60年代から70年代近辺の非英語圏の音楽という言いかたをしているが
いまいち答えになってない。
ただ、人に説明する言葉を探すより、一曲でもいい曲に出会いたい。
その思いだけで、生命をつないでます。